三沢航空科学館
- Visitors >>
- 木下 桃子
- 蒔苗 香澄
三沢航空科学館は、実際に見たり体験したりしながら科学や航空の歴史、宇宙などを学ぶことができ、子どもはもちろん大人もつい時間を忘れて楽しむことのできる施設である。
中学生以下は入場料が無料なので家族でのお出かけにはピッタリ!施設は「航空ゾーン」と「科学ゾーン」、「宇宙ゾーン」の3つのエリアに分かれており、屋外には「大空ひろば」がある。
航空ゾーン
航空ゾーンでは、三沢市のシンボルであるミス・ビードル号や、ホンダジェット技術実証機などの7機の飛行機が展示されている。(ホンダジェットはトム・クルーズも購入しているとか)
展示されている飛行機の中に入ったり、下から覗いたりと、普段見ることのない角度から飛行機を観察することができる。
レールに吊り下げた滑車で展示空間を滑走する体験型展示では、展示されているたくさんの飛行機の上を飛ぶ(!)ことができる。想像以上に飛行機が大きかったためテンションが上がってしまい、つい時間を忘れて見入ってしまった…!
科学ゾーン
科学ゾーンでは、パイロットになるために必要な素質のテストを行うことができたり、大きなサイズの器具で、小学校の教科書に載っているような実験を子供たちが体験できたりするようなエリアである。たとえば、実物よりも数倍大きいサイズの凸レンズや滑車を使って、光の屈折や滑車の原理を体感することができる。
実際に6種類の金属の重さ比べを体験してみたが、片手で持ち上げられるものもあれば両手でやっと持ち上げられるものまで。同じ大きさでも金属の種類によって重さが異なるということを体感することができた。教科書で見ると難しそうな原理でも実際に体験しながら学ぶことで、楽しく科学を理解することができる。
宇宙ゾーン
宇宙ゾーンでは、実際に宇宙へ打ち上げられたロケットの一部や、宇宙の仕組みを目で見て学ぶことができるものが展示されている。また、宇宙飛行士が訓練に使用しているものと同じ仕組みを使用した宇宙の無重力状態を体験できるものや、月・火星・冥王星の重力の違いを体験することができる体験型展示がある。
実際に3つの星の重力を体験してみると、地面を少し蹴っただけで体が高く宙に浮き、ゆっくりと地面に戻る感覚を体験することができた。体験型展示は身長や体重の制限があるため、小さいお子さんよりも大人向けのエリアになっている。ここでしか体験することができない感覚がとても新鮮で、わたしたちと同じように、大人も童心に帰
って楽しむことができるだろう。
施設内の雰囲気と利用者の様子
わたしたちが取材した土曜日はお子さん連れのご家族での来観者さんが多く、施設内はあまり混雑している様子はないものの、体験装置の音や展示を楽しむ子どもたちの声で館内は賑やかな雰囲気だった。
エントランスの近くには、小学生未満の子どもたちが遊ぶことができるこどもスクエアというエリアがある。対象年齢を限定しているため、小さなお子さんがいる家族でも安心して施設を楽しむことができる。(利用には保護者同伴必須)また、年間パスポートを使うと通常料金よりもお得に施設を利用することができるため、家族でお出かけする定番スポットになりそうだ。
大空ひろば
屋外にある大空ひろばは入場料が無料であり、ひろば内には実際に乗ることができる飛行機や遊具がある。とても広く見晴らしもいいため、のびのびとしたひと時を過ごすことができる。冬はそりを持参して遊んでいる家族もいるのだとか。
また、近くに飛行場があるためタイミングが良ければ飛行機の離着陸を間近で見ることができるかも…!室内で遊び疲れた人は大空ひろばで日向ぼっこをしてみては!
( 取材 2023年12月9日 )
ミサワめし!
天気の良い日は大空ひろばで 別館カフェJack&BettyⅡ
昼食は三沢航空科学館の別館にある「Jack&Betty2」でチーズバーガーとホットドッグを注文。ホットドッグは想像していたよりビックサイズでびっくり!食べ応えのある自家製のソーセージとピクルスの酸味が絶妙にマッチしていてとても美味しかった。チーズバーガーは100%ビーフのパティがジューシーで美味しく、オリジナルソースがやみつきになる味だった。
テイクアウトもできるので、天気がいい日は大空ひろばで食べるのがおススメ!