スカイプラザ
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中村 宥菜
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川口 良道
三沢市の街の中心はどこなのだろうか。市民の方々がどう思われているのか分からないが、わたしたちのように外から来た人からみると、スカイプラザはひとつのランドマークにみえる。三沢駅から坂道を登ってくると、ちょっと寂しげな商店街がつづくが、その先で視界が開けて、左手にみえるのがこのスカイプラザだ。
商店街もどんなお店があるのか探訪してみたかったのだが、今回は時間の都合もあって、まずは目立った商業施設であるスカイプラザとその周辺のお店を訪れることにした。
お店について
スカイプラザには、萬屋、笑笑、魚⺠、両替所(!)、スーパーっぽいお店、雑貨屋さん、洋食屋さん、洋服屋さんが入っていました。イオンなどのよくあるショッピングモールとは店舗の種類が一味違う感じがします。営業のしかたも少し変わっているような気がします。たとえば飲食店に注目すると、スカイプラザ内にはランチ営業店は1つしかありませんでした!しかし外に出てみると、キッチンカーがいくつか見られたり、スカイプラザ周辺にランチ営業している飲食店(海外の料理)がたくさんあったりと、ランチには全く困らないことが分かります。また商品の表示や案内に注目してみると、すべて日本語と英語の両方が書かれていました。これを見ただけでも、三沢市には外国人の方が多く暮らしているのだな、ということを実感できました。
※令和5年7月現在「笑笑」は営業しておりません。
それぞれのお店の独特の品揃え
スカイプラザに入るとすぐに「ガチャガチャ」が約50種類も置いてあるコーナーがあります。その中の一部には、他ではあまり見たことのないミニチュアのアメリカの信号機やレトロな給油機といったアメリカンテイストの珍しい種類のものがありました。
1階の古着屋さんには米軍で使いそうな服や靴があり、輸入物のジャケットなどが売られています。米軍基地があるためかアメリカに売ってそうな服がほとんどで、珍しい品揃えでした。
スーパーも1階にあり、パスタやピザなど小⻨粉系の食品、お菓子、調味料といった輸入食品がたくさんあるのが印象的でした。食べ物はどれもサイズが大きく、日本の業務用スーパーに売っているサイズよりも大きいくらいでした。ビッグサイズ食品が売っているコーナーは地元の人から「コストコ」と呼ばれている(?)そうです。ここでもアメリカの文化を感じ取ることができます。
2階は全フロアが萬屋となっていて、主に古着やアニメのグッズ、中古のカード、楽器、釣り具が販売されていました。店内で実際にカードゲームができるスペースもありました。
外には昆虫食(!)が売られている自動販売機がありました。知人によると「チョコバッタ」がおいしいそうです。
お店で働いている従業員さんですが、萬屋では外国人(東南アジア系やアメリカ系の方?)が働いていて、日本語を話していました。やはり三沢市では外国人が当たり前に生活していることが分かります。
来店のお客さんたちの様子
お客さんにも外国人(アメリカ人?)の方が比較的多くいて、他の地域ではなかなか見られない光景でした。地元の人で賑わう場所というより、外国人が気軽に遊びに行くような場所、息抜きしに行く場所なのかなというように感じました。
日常使いの商業施設はほかにどんなところが?
萬屋の女性店員さんに、スカイプラザの他に三沢市に人がたくさん集まるような場所があるかどうかお話を伺いました。この方はおいらせ町在住で、三沢のことを事細かく知っているわけではないそうですが、「ビードルプラザ」というショッピングモールがあることを教えて頂きました。ドラッグストアや百均、ゲームセンター、フードコート、婦人服売り場などが併設されている場所で、学生から高齢の方まで、幅広い年齢層の人が往来するそうです。中でも、フードコートにある200円の「オム焼きそば」がおすすめだと仰っていました。
( 取材 2022年11月26日 )